
転職活動(2022年頃)をした時にいくつかのコンサルファームを受けて、1day選考にてアクセンチュアに内定をもらった時の体験談をまとめておく。
ライバルが多いイメージのある総合コンサルでも大量採用している背景もあり、1day選考は超効率的に内定を勝ち取れる選考である。
元日系SIとして1day選考を通過した俺が、選考の流れ・各フェーズで何が問われるか・日系SEがやるべきことをまとめておくこおで、外資のITコンサルに転職を考えてる人はぜひ参考にしてほしい。
目次
1day選考とは何か

1day選考とは、複数の選考ラウンドを1日に凝縮した形式だ。
会社説明会、複数回の面接などの全選考プロセスを1日で完結させる採用手法であり、通常は数週間かかる転職活動を劇的に短縮できるため、特に中途採用(転職市場)で急速に導入が進んでいる。
転職の場合、日系企業でも面接は数回で終わることがほとんどだが、通常は各ラウンドが別日程で設定されるため、選考のたびに場合によっては有休を取る必要がある。1day選考はそのすべてを1日に詰め込め込まれている。
メリットとしては、「結論が早く、選考のために何度も時間を作らなくていい」ことだ。仕事が忙しい人にとっては拘束時間が少ないから、非常にありがたい。
段取りもシンプルで、余計な消耗が少ないからこそ、 当日に集中しやすい。
そして実力があれば受かりやすい選考でもある。 ただし、「実力」を正しく伝えるための準備は必要で、そこをサボると当日に後悔する。
1day選考を実施している主な外資ITコンサル

テクノロジー職で1day選考を実施していると言われているファームには以下のようなところがある。
- IBM Consulting
- Accenture
- EY
- Deloitte
- Capgemini
今でも積極的に実施しているので、チャンスがあれば転職から応募するのがおすすめだ。
(知り合いにリファラル採用してもらえる伝手があるなら1day選考かは分からないがそれでもOK)
各社の選考方針は時期によって変わるため、転職サイトや採用ページで必ず確認してほしい。
アクセンチュア(テクノロジー職)の1day選考の流れ
俺の場合、1day選考のフローは下記の通りだった。
転職サイト(doda)で応募し、担当者とのやりとりで電話面談を確約。
人事担当者と電話面談。軽いファームの説明や、このまま1day選考へ進むかの確認など。
1週間後くらいにメールで通知。
入社日・条件などの説明をオンラインで実施。
健康診断の提出やバックグラウンドチェックなど。
流れとしては超効率的だった。最近の選考は進化しているとマジで思った。
もちろんこれは受かりやすいと言っているわけではなく、当然それなりの事前準備は必要だが、本業が忙しくて時間もなかなか取れない人にとってはトータルの拘束時間も短いため、間違いなく効率的な選考手法と言える。
1day選考の当日の流れ

まず、アクセンチュアの1day選考は午後だけで完結する。(※ あくまで当時の選考。現在の選考とは異なるかもしれないので、あくまで一例として捉えてもらいたい)
流れは下記のとおり2回面接をその場で立て続けに受ける。すべてオンラインで実施した。
- 会社説明会: 1時間くらいで会社概要と選考の流れの説明を受ける
- 1回目の面接実施: マネージャークラスの人と面談を実施(15分くらい)
- 2回目の面接実施: MD(マネージングディレクター)クラスの人と面談を実施(30分くらい)
以上、終わり。
まさに一瞬で、拘束時間はだいたいトータルで2時間くらい。
これであとは合否を待つだけ。
その場で合否は出ず、1週間後くらいにメールで結果が通知される流れだった。
1回目の面接で聞かれたこと

1回目の面接ではマネージャークラスの方とリモートでの1on1の面談だった。
俺の場合は夏に受けたけど、さすがにスーツを着て挑んだ。もともと前職でスーツを着る機会なんてなかったので、新卒の時の冬用のリクルートスーツしかなく、エアコンMAXにしていた記憶がある。
安いやつで良いからスーツは着やすいものを用意しておくと良い。
聞かれたことは事前に提出している職務履歴書を元に確認された感じだった。
例えば俺の場合、下記のような感じ。
質問内容
- チームとしてスクラム開発の経験があるとのことだが、具体的にスクラムマスターとしてどういうことをやっていたか
- 副業経験があるとのことだが、どれくらいの規模のクライアントに対してどんなことをやっていたか
- 何か聞いておきたいこと、確認したいことはあるか
面接官が現場の技術者だったので、わりと中身についてピンポイントで確認される感じで、俺の場合は副業のことも書いていたので、事前に面接官が気になることをおそらく事前にメモしており、いくつか確認するようなスタイルだった。
志望動機や自分の強み・弱み、これまで苦労したことなど、王道な質問は聞かれなかったが、この初回面接で聞かれる可能性もあるので、必ず準備はしておこう。
2回目の面接で聞かれたこと

1回目の面接の10分後くらいに2回目の面接ではMD(マネージングディレクター)の方と1on1の面談だった。(もちろんリモート)
かなり役職上の人だったが、緊張をほぐそうとどこの出身かなど世間話をしてくれたおかげか、そこまで緊張せずに面接が進んだ記憶がある。
時間としては20〜30分くらいだったと思う。
聞かれたことはざっくり下記。
質問内容
- 前の事業会社からコンサルファームに入りたい理由はどういったことがきっかけ?
- 志望動機を簡単に教えて
- 副業経験があるとのことだが、どんな言語でどんなことやっていたの?
- 年収はどれくらいを希望している?
- 何か最後に聞いておきたいことはあるか
という感じで、圧迫などは一切なく、終始和やかな雰囲気で答えやすい質問が多かった印象。
コンサルファーム(総合)に入りたい理由
やっぱり事業会社からの転職の場合、なぜコンサルに行きたいかをかなりの確率で問われると思うので、回答は準備しておきたい。
アクセンチュアの場合、クライアントに近い位置で仕事ができる、一気通貫でシステム開発できることなどが強みなので、そこに結びつく回答を準備しておくと良い。
俺が実際に回答した内容を貼っておく、参考程度に見てほしい。(志望動機とも被る)
回答例
今後のキャリアを考えた時に事業会社の特性上、どうしてもお客様とは遠い位置にいるため、お客様とヒアリングした上でサービス開発に反映することは難しく、いくら技術を身に付けても本当にお客様が必要としている機能を作れない状況にもどかしさを感じていた。
御社のソリューション開発では上流フェーズからほぼ全ての工程(企画・設計・開発・導入)を内製でend-to-endで行っていると伺っているで、本業としての実装スキルも伸ばしながら、ぜひ企画やソリューション提案の工程にも技術的な面で携わっていくことで、お客様起点のサービス開発をもっとしていきたいと考えたため。
副業について
副業経験はやっぱり目立つのか、この2回目の面接でも興味を持ってくれて質問してくれた。
コンサルファームに限らずだと思うが、本業とプラスαで何か別のことをやっているとほぼ間違いなく興味を持ってもらえるので、もしそのような経験がある人は必ず大きな武器になるので、職務経歴書や履歴書にも堂々と記載することをおすすめする。
希望年収について
希望年収については欲張りすぎず、自分の今年の予想年収に対して+50〜100万くらいで答えておくのが無難。
変に高すぎると疑問に持たれると余計なツッコミが入りかねないので、受かることを第一に考えるなら無理な交渉は避けた方が良い。
ちなみに去年の源泉徴収票や直近の月収は事前アンケートで提出した記憶があり、現在の収入に嘘は付けないので、無謀な希望年収を提示するのはおすすめしない。
何か最後に聞いておきたいことはあるか
これもコンサルに限らずだが、最後に必ず質問は用意しておこう。
何か質問したほうがその会社に興味を持っていることをアピールできるので、何でも良いから質問する。
俺の場合、記憶ベースになるが、アクセンチュアでは複数のプロジェクトを掛け持ちする場合もあると事前に調べていたので、そういった状況になることがあるか、掛け持ちする場合、どれくらい大変になるかなど、純粋に気になっていたことを聞いたと思う。
ここはあまり深く考えすぎず、失礼に当たらなければ気になることを素直に聞くだけで十分である。
まとめ
需要があるか分からないが、アクセンチュアの1day選考について体験談をまとめてみた。
改めてポイントをまとめると以下の通り。
ポイント
- 1day選考はトータル2時間程度で完結する。仕事が忙しい社会人にとってはかなりありがたい選考形式
- 面接はマネージャーとMDの2回立て続けに行われる
- 聞かれることは職務経歴書の中身の深掘りが中心
- コンサルに転職したい理由は必ず準備しておく
- 副業・社外活動の経験は大きな武器になる。職務経歴書に必ず書くべき
- 希望年収は現年収+50〜100万が無難。欲張りすぎず、受かることを優先する
- 最後の逆質問は何でも良いから必ず用意しておく
1day選考は「効率的に選考が進む」というメリットがある一方、1日勝負である以上、準備不足が直結して結果に出る。
日系SIからの転職であっても、自分の経験を言語化しておくことさえできれば十分に戦える選考なので、転職を考えているなら、1day選考を実施しているファームは積極的に狙っていく価値がある。