投資・資産形成

【完全ロードマップ】貯金ゼロの新卒が35歳(投資歴5年)で資産1億円を貯めるまでの経緯

2026年6月4日

宝くじが当たったわけでも、FXで一晩にして化けたわけでも、仮想通貨で桁を増やしたわけでも、ましてや親から札束を相続したわけでもない。

ごく普通のITエンジニアが、地に足つけて11年間コツコツ積み上げた結果、35歳で資産1億を超えた──という、夢のない話ではある。

でも、だからこそ再現性がある。

キャリアはJTC(日本の伝統的大企業)からスタートし、外資ITコンサルへ。
エンジニアとしては「王道中の王道」を歩んできた。つまり特殊なルートを通ったわけでもなく、多くのエンジニアが「あ、これなら自分にもできそう」と思えるはずの道のりだ。宝くじの当選体験談を読んでも真似できないが、これは真似できる。そこが違う。

やったことはシンプルで、副業 × 転職 × インデックス投資の三段ロケット。

派手な必殺技はひとつもない。ただ、この3つを正しい順番で、正しいタイミングで点火し続けたら、気づけば1億に届いていた、という話である。

というわけで、35歳・1億達成までの11年間を体験談形式でフェーズごとに分けて赤裸々に書いていく。同じエンジニアの皆さんには、きっと使えるヒントが転がっているはずだ。ぜひ最後まで付き合ってほしい。

目次

フェーズ1(24-27歳):種銭づくり

田舎の国立大学を出て、就職を機にJTC企業(日系大手SI)に入社した。

上場企業、ネームバリューもあり、親孝行もできる、なんかモテるかもしれないとさえ思っていたが、1年目では役立たずのゴミなので、ほとんど研修で1年が過ぎた。JTCの研修は本当に長い、、、実務では役に立たない研修をダラダラとやらされる。その中でも意味のある研修はJavaとかC言語の研修くらいだったと思う。

そして当時の1年目の年収は院卒でも400万程度、JTCはマジで夢がないな。

俺はプログラミング出来ることがカッコいいと思っていたイタイ若手だったので、2〜3年目からはひたすらコードを書くタスクを自分から獲りまくり、簡単なシステムの機能エンハンスくらいはできるようになった。バカなりにも基礎はここで築けた。

4年目(27歳)の年収が550万くらいで、貯金額はというと600万くらいは貯まった。ここまで貯められたのは、3年目までは社員寮に11,000円(光熱費・水道代込み)で住めたことが大きい。(大企業のメリットって福利厚生くらいしか正直言って無い)
あとはふるさと納税をしっかりやっていたくらい。

もともと心配性で、承認欲求が強い小物だったのもあり、とにかく仕事と貯金に全力を注いでいた。お金の貯まりやすい性格だったことには感謝。

この頃は漠然と貯金こそが正義だと思っていたので、せっせと貯め込み、まだうっすら自分の将来やキャリアにも希望を持っていた時期だ。

フェーズ2(28-30歳):仕事にやりがいなし + 副業開始

仕事を覚え始めて4年目、そこそこ戦力になり始めた頃に担当製品のプロジェクトの売り上げ見込みが立たず、赤字が続き、プロジェクトは解散になった。

そのタイミングでチームのほとんどが部署異動になり、俺も巻き込まれて別製品の拡販プロジェクトに異動になったのだが、ここでの仕事がマジで本当につまらなく、他社製品を売るための拡販資料をパワポで作るという、エンジニアにとって1ミリも面白くない仕事を任された。

やりがいの無さに食わせて完全テレワークだったのもあり、ここからサボり癖が加速、1日寝てるだけで終わるような日さえもあった。

日系大手SIって、ソフトウェアやシステムを実際に作るというよりも他者の製品を既存の自社サーバーに入れて抱き合わせで売ったり、マイクロソフトのライセンスをリセールで売ったりと、モノづくりという観点では超でつまらないビジネスモデルになっている。(もちろんSIによるカスタム開発もあるが、結局は部署ガチャ)

この頃の年収が30歳時点(6年目)で700万程度

どうしても開発をやりたかった俺はこの頃から同期の伝手でWebサービスの受託開発にチャレンジしていく。この同期がなかなかのストイックな奴で、俺を誘う時にもこう話しかけてきた。

友人: 「最近儲かるようになってきてさあ、ちょっと一緒にやってみない?(にやにや)」

あー、コイツついにそっちに手出したか。始めやがったな、マルチ商法を、、、

半分冗談でそんなことを思っていたが、話を聞いてみると思ったより真っ当なビジネスに取り組んでいて、開発できて金も貰えるんだったらやらない理由がなく、中小企業向けのWebサービスの受託開発に挑戦していくことになる。ちなみにマルチと疑ったことは今でも根に持ってるようで、連絡取る度にたまにチクチク刺してくる、ゴメンってば。

フェーズ3(30-31歳): 投資本格開始

ここから本格的に投資に力を入れていく。
年収700万というのは悪くない数字に見えるかもだけど、JTC企業の評価制度はまだまだ超が付くほど根強い年功序列型。開発でしか基本的にバリューを出せない俺はこの辺りで稼ぐことの限界を感じてた。

先輩社員の年収を聞いても微々たる差でしかないし、数年掛けて昇級してもせいぜい数十万のアップ。

管理職を目指すにしても、JTC企業ではどれだけ早くても40歳前後だし、そもそも完全なピラミッド型でそのポジションを勝ち取るのは現実的じゃないことにようやく気付いた。
なにより、あと10年近くもやりがいの無い環境で働くことにも絶望を感じていた。JTCは窓際社員がマジで多い、やる気があっても自然と翼を折られていく。

そんな中でも金は溜め込んでいたので、この頃(31歳時点)の貯金額は約1,300万ほど

これだけの預金を銀行に預けているのがどれだけ機会損失になっていたか、ようやく気付く。漠然とFIREという言葉を覚え始めたのもこの頃だった気がするが、とにかく現状を変えたくてインデックス投資を始めることになる。

証券口座はSBI証券、楽天証券何でも良いが、とにかく早く始めることが何より重要である。

楽天証券の口座開設

金融リテラシーを上げるために当時Youtube動画を漁っていたと思うが、俺の場合のきっかけはフェルミ大学のりん様の影響が大きい。

フェーズ4(31-32歳): 外資ITコンサル転職で年収アップ

投資と同時に始めていたのが転職活動。

よくある話だけど、前期最高評価だった中でジョブ型人事制度の移行タイミングで実質的な降格となった。職位が下がっても2年間の給与補償があったので、給与水神は維持されたものの、グレードが下がったところでなけなしのプライドがズダボロになり、上司と衝突。

仕事も相変わらず、カスタム開発とは程遠い業務ばかりで、本業についてはどうでも良くなり、転職を決意。

どうせ転職するなら今のスキルを活かした年収の高い業界に狙いを定めた。となると俺の場合、必然的にコンサル業界となる。

転職活動の過程はまた別記事にする予定だが、副業で培ったWeb開発のスキルや実績が主に評価され、一発内定でコンサル業界(総合コンサルティングファーム)に入る。

ただ、結果的に最初のベースは年収100万くらいのアップにしかならなかった。というのも、俺が転職した直後に全社員の給与を7%もアップしやがったからだ。

とはいえ、転職に前に給与アップがあってしていたとしても、当時の仕事と待遇(降格)から転職の決断は100%変わらなかっただろう。

資産3,000万への道のり

コンサル業界に入ってからは超絶激務になり、高水準の仕事の傍ら副業(Webサービスの受託開発)も続けていたため、本格的な二刀流生活が始まる。
この時(32歳)の年収が本業1000万 + 副業200万で約1200万

一般的には十分な高水準とは思うが、その引き換えに命と時間を大量に削っている、もしかしたら毛根も失った気がする。

そしてこの頃から年間約400〜500万という驚異的な入金力でインデックス投資に入れ込み、32歳時点で資産3000万に到達。

フェーズ5(33-35歳): コンサルのマネージャー昇格でさらに年収アップ

激務に耐えたことで、無事マネージャーにプロモーションする。
この時点で本業年収が約1200- 1250万(副業250万)

コンサルのプロモーション(昇格)

コンサルの良いところはJTCと違って昇進枠が一定確保されていること。ポストの空きは関係なく、実力さえあればちゃんと昇進はできる。ただ、社内政治によって上位職に気に入られたり、テクノロジースキルが無くともお客さんに媚を売ったりすればバンバン昇進できる理不尽さもしっかりある。

しかもテックスキルよりもPMOや業務整理などのいわゆる非エンジニアの人たちの方が給与が高かったりする。理由としては、PMOや業務系はクライアントとの接点が多く「売上に紐づく仕事」として可視化されやすいからだと思う。

一方、テック系は「内部の技術者」として間接コスト扱いされがち。モノづくりできる人の方が価値は高いはずだが、この理不尽さは外資コンサルでテックで生きていく以上、一生つきまとう。

逆にアメリカでは、「作れる人間が一番偉い」という文化が根強く、エンジニアが経営幹部になるケースも多い。許せん。
このような評価制度の理不尽さは日本法人のコンサルではよくある話なのだが、それに耐えられるのであれば、ベースは高い分、プロモーションを目指して年収を上げるのは、エンジニアの王道なキャリアパスとなる。

本業(コンサルマネージャ)と副業(WEBサービスの受託開発)でさらに資産ブースト

この時点(34歳)で資産5000万を達成し、その後順当に増え続け、35歳で1億に到達。
約9%のベースアップもあり、本業年収は約1300- 1350万

ただ、責任と仕事量が増えたことで精神的にも肉体的にも体が追いつかなくなり、副業はこの時点で既に辞めている。戦略的撤退である。

まとめ

ここまで読んでくれてありがとう。生地の内容をまとめておく。

ポイント

  • 新卒・年収400万のJTCエンジニアが、「副業 × 転職 × インデックス投資」の三段ロケットで35歳・資産1億を達成
  • 誰でも再現できる4つの手順:固定費削減 → 転職で年収UP → 副業で稼ぐ力 → インデックスをひたすら買い続けるメンタル
  • 株高・円安・AIブームは「運」の部分。ただしそれを差し引いても、5〜15年で1億は射程圏内
  • 重要なのは「いつか」ではなく「今日」動き出すこと
  • 最大の後悔は投資デビューが31歳まで遅れたこと。早く始めるほど有利

派手なことは一つもやっていなく、新卒・年収400万・貯金ゼロのJTCエンジニアが、「副業 × 転職 × インデックス投資」の三段ロケットを作り上げるために種銭を貯めて(フェーズ1〜2)度体を作り、収入の天井を副業と転職でぶち抜いて(フェーズ3〜4)、増えた入金力をインデックスに突っ込み続けただけの話。

正直、この1億には「再現できる部分」と「運だった部分」がある。

再現できるのは、固定費を削って入金力を上げたこと、やりがいのない環境を見限って転職で年収を上げたこと、副業で本業以外の稼ぐ力を持ったこと、そしてインデックスを淡々と買い続けたメンタル。この4つは才能じゃなくて、誰でも順番に手を付けられる「手順」と思っている。

逆に運だったのは、2021〜2026年の歴史的な株高と円安、半導体・AIブームでポートフォリオが想定以上に伸びたこと。あとは、妻が資産形成に理解があったことが大きい。

でも、運の部分を全部差し引いても、再現できる4つの手順を積み上げれば、5〜15年で1億は十分に射程圏内だと本気で思っている。相場が平凡でも、入金力と時間を掛け算すれば資産は確実に積み上がる。重要なのは「いつか」じゃなく「今日」動き出すことに尽きる。

24歳の俺が一番後悔しているのは、投資デビューが31歳まで遅れたこと。

この記事を読んで今すぐ動ける人なら、それだけで俺より早く目標の資産額に間違いなく近づける。

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