
投資系ブログをやるなら、最初に書きたかった記事がまず資産ポートフォリオだ。
億り人は年々増加傾向なので、ネットで検索すればざっくりなポートフォリオを公開している人は多い。
ただ、具体的な投資信託商品の選定理由や短期で爆増を狙う戦略まで記載している人はあまり多くない印象。「他人の1億円の中身」は資産形成を進めている人にとっては参考になるはずなので、比較材料にしてほしい。
ということで、 俺自身のリアルなポートフォリオを銘柄だけでなく、その選定理由も含めてまとめて紹介するので、最後までぜひ読んでほしい。
目次
ポートフォリオ全体の比率

投資信託が約8割、株式が約1割、現金0.5割、企業型DC0.5割という内訳。
なんだよ結局投信かと思った人は多いと思うが、結局これほど頭を使わずコストも掛けずに素人が市場の平均リターンをそのまま享受できる商品は他にない。
「複利は人類最大の発明」とアインシュタインも言ってるんだから疑う余地がない。(実際本人は言ってないらしいが、そんなことはどうでもいい)
そもそも年率7〜8%の平均リターンを個別株で出し続けることは仕事を常時サボれる人以外にはまず無理だし、プロも凡人も長期で見ればだいたい同じ結果に落ち着くわけだから、サラリーマンが投資する上では投資信託が最適解になる。
ちなみに個別株は650万円ほど持っているが、リターンは年利5%にも届かず、ほぼ全部が株主優待目当ての塩漬けだ。
利益は大して出ていない一方で、優待券でこそ味わえる優越感と、生活必需品を一定無料で購入できるメリットが美味しすぎるので、支出の最適化に地味に貢献している。
なお、こうした内訳の比率を毎月リアルタイムに把握できているのは マネーフォワード ME プレミアム のおかげだ。
証券・銀行・DC・クレカ・暗号資産まで全部紐付けて放置するだけで、口座をまたいだ資産全体のスナップショットが自動で取れる。
複数口座をまたいだ資産総額のリアルタイム可視化が最強で、モチベ維持装置として完璧に機能する。俺は毎日マネーフォワードを開きまくっていて、本業がつらい時にはガチで精神安定剤になっている。
「俺は今この瞬間も働かずに資産が増えてる」と画面を見ながら呟くだけで、平日の絶望感が半減する。(ただし暴落時の見過ぎは精神を破壊するので注意)
無料アプリも他にあるが、口座連携数も少なく、UI完成度も雲泥の差なので、最速で1億を目指すなら月額540円をケチる場面じゃない。
- 資産のリアルタイム可視化
- 支出の最適化(家計簿機能)
- 精神安定剤
これだけ揃って月540円。スタバ1杯我慢すれば余裕でペイするので、入らない理由がない。
投資信託の内訳

ここからが本題。俺が実際に購入している投資信託は以下の4本だ。
(※ 妻の資産も1割ほど含まれている)
| 銘柄 | 比率 | 投資元本 | 評価損益 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 35.9% | 14,606,332円 | 30,374,435円 |
| SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 32.5% | 12,000,000円 | 27,571,698円 |
| iFreeNEXT FANG+インデックス | 22.1% | 11,800,000円 | 18,754,097円 |
| 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 9.5% | 4,000,000円 | 8,010,976円 |
計84,713,543円(2021/4〜2026/5/31時点)、ワケがわからない。
投資元本が大きいが故の数字だが、ここ数年は円安と米国の経済成長の追い風もあり、ラッキーだった。

直近7年で約+20.5%/年というバグった利益率だった訳だが、この年率が続くはずもないので、いつ暴落が来ても受け身が取れるよう現金クッションは早めに作っておきたい。
長期的な期待値としては一般的な目安とされる年率7〜8%(ドルベース)となることを念頭に置いておく必要があるので、調子に乗らないことが大切。
また、それぞれの投資信託の選定理由は以下の通り。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
マネーマシンを作る上での土台。
初めて買った投資信託がこれで、新卒から6年かけてコツコツ貯めた1,000万円を、震える手で一括投入した。当時は投資の知識ほぼゼロ、「もし明日米国経済が崩壊したら俺の30代が終わる」と本気で震えていた。
それでもオルカンを選んだのは、当時の俺の頭の悪さでも理解できる「世界経済の成長を丸ごと買う」という超シンプルな設計思想に共感をもったからだ。米国が落ちても新興国が伸びる、新興国が落ちても米国が踏ん張る。
世界全体が今後も成長し続ける限り、これも上がる。これ以上に「凡人にやさしい商品」を俺は知らない。
その分、上昇率が緩やかと思いきや、2021〜2026年にかけてはオルカンやS&P500においてもほとんどの各年で数十%のリターンを叩き出しているので、仮に1000万すべてを投資していれば、2〜3年程度で2000万近くになっていたことになる。
ちなみに過去7年のオルカンの利益率は以下のとおり。
| 年 | 基準価格 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 2019 | 9,254円 | +26.8% |
| 2020 | 11,736円 | +9.0% |
| 2021 | 12,788円 | +32.7% |
| 2022 | 16,971円 | −5.6% |
| 2023 | 20,899円 | +30.4% |
| 2024 | 27,686円 | +32.5% |
| 2025 | 33,365円 | +20.5% |
オルカンの中身も実質60%が米国株なので、後で全米株を追加してもポートフォリオの方向性はブレない。迷ったらこれ、悩んだらこれ、結局これ。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
これもマネーマシンを作る上での土台。
S&P500でも良いんだけど、オルカンを選んだ時点で類似性が高すぎるので、米国全体に投資できるものを選んだ。
このフォンドはSBI証券から2021年7月に販売しており、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)連動で、米国上場株式約4,000銘柄に分散投資される。販売当初だったこともあり、基準価格10,000円に近い時に購入したが、当時はバカすぎて基準価格が安い時に買った方が得すると思い込んでいて、勢いで買った背景がある。
ただ、結果的にはめちゃめちゃ良い商品で、何より信託報酬が超安い。全米株式系(VTI連動)の商品って、似たようなのが本当にたくさんある。代表的なところだけ並べてもこんな感じ。
| ファンド名 | 信託報酬(年) |
|---|---|
| SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0638% |
| eMAXIS Slim全米株式 | 0.0814% |
| 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) | 0.162% |
| その他 各社の全米株式系インデックス | おおむね 0.15〜0.20% |
中身はぜんぶバンガードのVTI に連動しており、リターン自体はほぼ同じ。
つまりこの選択は実質「信託報酬の安さ勝負」になる。そして、その勝負では現状 SBI・V がほぼ独走している。「0.07%程度の差なんて誤差だろ?」と思うところだが、長期 × 大金で効いてくるのがコストの怖いところで、例えば1,000万円を年率7%で30年運用した場合:
- SBI・V: 約 7,477万円
- 楽天VTI: 約 7,274万円
- 差: 約203万円
スタバ 2,900杯分の差だ。同じ指数に乗っかってるだけでこの差。SBI・V はバンガード社と直接提携している強みがあって、信託報酬を業界最安水準まで削れている。
「同じ指数に張るなら、安いほうを選ぶ」——これは投信選びの絶対原則だ。
ただ、楽天証券が提供するeMAXIS Slim全米株式も同じくらい信託報酬が安く、かつ純資産総額(ファンドの規模)も大きいので、楽天証券メインならそちらを買っても全く問題ない。
ちなみにS&P500よりも直近リターン(1年、3年リターン)は数%勝利していたりする。
iFreeNEXT FANG+インデックス
俺のポートフォリオのロマン枠はこいつで、AI時代の必然枠。
FANG+は、Meta / Apple / Amazon / Netflix / Google + α(マイクロソフト、エヌビディア、テスラ、ブロードコムなど)の超ハイテク10社にだけ集中投資するインデックスだ。はっきり言ってボラティリティも高く、リスクは高い。だが、リターンも頭ひとつ抜けている。
「分散こそ正義」というインデックス投資の鉄則を真逆に行く商品だ。
集中投資、しかもハイテク全張り、もはやインデックスと呼んでいいのかすら怪しい。
ただ、短期で1億を目指すには攻めのファンドも必要不可欠で、現役ITエンジニアとしてのやっすいプライドに掛けてもFANG+は買い増しを続けている。
2026年からはFANG+にも組み込まれているマイクロンが牽引し続けている状況だが、稀に1日で20%近く上がっている今日の銘柄であり、爆発的な上昇時は感覚がバグる。
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
FANG+と同様にロマン枠で、唯一のアクティブファンド。こちらもAI時代の必然枠。
FANG+とは銘柄が一部かぶる(エヌビディア・ブロードコム・マイクロン)が、半導体にさらにレバレッジをかけたかったので追加した。
「AIが本格普及するなら、それらの巨大インフラを支えるための部品供給である半導体も高い確率で上がる」というシンプル戦法。
ただし、これもFANG+と並んでハイリスク・ハイリターン。半導体は景気敏感セクターの代表格なので、景気後退局面では真っ先に売り叩かれる。そのため比率は10%以内に抑えているが、今のところ1年で100%以上の利益率を出している。怖え、、ドーピングだろ。
ビットコインってどうなの?

ビットコインは実は300万ほど保有している。
仕組みについては素人の俺が話すよりもググった方が早いので、調べてみてほしい。
現在は値下がりしており、利益自体はマイナス。ただ、仕組み自体は非常に面白くて、ブロックチェーン技術で中央管理者(銀行)がいなくてもネットワーク全体で取引を約束するという考えた人が意味不明だが、この世界中の取引を改竄できない仕組みによる信頼性と、画期的な決済方法は将来性が高いので、持っていて損はない。
ボラティリティも高くてメンタル弱い人は持たない方が良いが、リスク許容度の範囲で余剰資金で少し持っておくことをおすすめする。
まとめ

まとめると、コア(オルカン+全米)を2つ持ちつつ、サテライト(FANG++半導体)一つをおおよそ7:3くらいの割合で攻める——いわゆるコア・サテライト戦略が俺のポートフォリオ全体となる。
1億円までの道筋なんて地味なもんで、結局は地道な入金力×時間が全てではあるんだけど、自分のリスク許容度の範囲内で攻めの配分も重要になってくる。
いま思うとサテライトの割合をもっと高めにしても良かったと思うが、攻めすぎるとメンタル死ぬので、3割くらいがちょうど良い。
実際に2024年の関税ショックを受けて資産は20%減ったが、サテライトの割合が高ければ下落率はこんなものでは済まず、ハゲていたかもしれない。
ただ、失うものがない20代であれば5割でも10割でも良く、長期で見れば上昇する可能性は高いわけだから、リスクを取ってでもAI + 半導体には投資すべきである、というのが今の結論。
(FANG+が心臓に悪い人は今ならNASDAQ100でも十分である)